CHORDxxCODE LAB Vol.2「あいまい」のリサーチ&デザインCHORDxxCODEのエンジニアリング・デザインワークショップ
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女性工学系研究者ならではのユニークな視点で、これまでにない様々な研究を通して、
社会を豊かにする価値を生み出し続けているCHORDxxCODE。
DMNのCHORDxxCODE LABは、これからのものづくりやサービスに、新たな仕組みを生み出し、
未来を創造するスキルを身につけるためのエンジニアリング・デザインワークショップです。
第2弾となる今回のワークショップのテーマは「「あいまい」のリサーチ&デザイン」。
今回は、橋田さん、ソンさん、久保さん、金さんの4名によるユニークな独自のプログラムで、
アイデアを生み出すための新たな視点や方法論について、楽しくしかもロジカルに学んでいきます。
<ワークショップ概要>
明確でわかりやすいことが善とされがちな現代社会において、
テクノロジーやデザインの現場で「曖昧」はこれまでどちらかというと敬遠されるべき事柄でした。
一方で、行き過ぎた情報化による細分化や分断が進んだ社会への反省から、
最近では複雑なものや多様なものの価値が見直され、そのようなものを理解し発想する力が求められつつあります。
私達講師陣はこれまで工学分野の研究者でありながら「曖昧」の効能にいちはやく着目し、
「曖昧」がテクノロジーの創り手にとってより深い機能の発想に、
使い手にとって自律的な気づきや余白のある体験に寄与する可能性をリサーチしてきました。
本ワークショップではこれらの知見を生かし、「曖昧」のエンジニアリング・デザインの発想法を、
手と頭を動かしながらインタラクティブに学んでいきます。また「曖昧」が受け入れられる文化的背景や
その効果と今後の応用について、4人の講師陣がライブでのお喋りを通じて緩やかに導き出します。
<2日間のプログラム構成>
DAY1 3月15日(月)
「一意に定まりきらない曖昧なモノを発想する」: よく知っている気がするのにちょっと違う、
一意に定まりきらない曖昧なインタフェース・メディアを発想する方法を、
違和感・多義感・バーチャル感をキーワードに学びます。
AGENDA
- 自己紹介
- トーク1:一意に定まりきらない曖昧なモノに向けた3つの発想法
- 違和感を生むモノの発想法のミニグループワーク
- トーク2:多義感やバーチャル感を生むモノの事例紹介
- 多義感やバーチャル感を生むモノの発想のグループワーク
- 発表と講評
- 4人によるトーク(お菓子タイム)
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DAY2 3月22日(月)
「曖昧さを行き来しながら作る」: 具体性の高い言葉ではなくオノマトペのようなある程度の
曖昧さを持った言葉からモノの動きの機能を発想する方法やその有用性を、
実際にソフトロボットのキットを動かしながら学びます。
AGENDA
- 簡単なアイスブレイク
- トーク1:曖昧さを残す開発やソフトロボットの紹介
- ソフトロボットの製作 - 作品発表
- トーク2:オノマトペと曖昧さを残すデザインについて
- 4人のトーク(お菓子タイム)
- まとめ
Workshop Director
CHORDxxCODE(コードアンドコード)
橋田 朋子 さん
早稲田大学基幹理工学部表現工学科 准教授
2003年、東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。
2008年、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。博士(学際情報学)。
東京大学(IML, 情報理工学系研究科)特任研究員を経て早稲田大学基幹理工学部表現工学科 専任講師、
2015年より同准教授。身の周りの人工物や自然物の固定概念を揺さぶり潜在的な可能性を引き出す
Alternative Beingsのコンセプトに基づく研究・作品制作に従事。
主な受賞は日本バーチャルリアリティ学会論文賞, 船井学術賞, 経済産業省Innovative Technologiesなど。
主な展示はMedia Ambition TokyoやSIGGRAPH Emerging Technologiesなど。
ソン・ヨンア さん
法政大学 デザイン工学部システムデザイン学科 客員准教授
2006年、電気通信大学知能機械工学科卒業。2012年東京大学学際情報学府博士課程修了。
博士(学際情報学)。同年、サムソン電子に入社。研究開発組織のUXセンター及び
本社のデザイン経営センターでのUXデザイン経験を経て、
2017年に退社と共に東京大学JST川原ERATO万有情報網プロジェクトの特任研究員。
2020年より法政大学デザイン工学部の客員准教授に着任。
インタラクションにより変化していく感情体験の理解と新たな価値創出に関する実践的デザインに従事。
主な受賞はACM UIST、IEEE RobosoftでBest Demonstration Award、日本バーチャルリアリティ学会論文賞など。
久保 友香 さん
メディア環境学者
2000年、慶應義塾大学理工学部システムデザイン工学科卒業。
2006年、東京大学大学院新領域創成科学研究科博士課程修了。博士(環境学)。
専門はメディア環境学。東京大学先端科学技術研究センター特任助教、東京工科大学メディア学部講師、
東京大学大学院情報理工学系研究科特任研究員など歴任。
著書に『「盛り」の誕生ー女の子とテクノロジーが生んだ日本の美意識ー』(太田出版、2019年)。
金 じょんひょん さん
株式会社博報堂 テクノロジスト/リサーチャー
2008年、電気通信大学人間コミュニケーション学科卒業。
2013年、東京大学大学院情報理工学系研究科博士課程単位取得退学。
博報堂入社後、研究開発部門を経験し、現在はブランド・イノベーションデザイン局に在籍しながら、
プロダクト・サービス・研究などの開発業務をメインに従事。クロスモーダルデザインWS幹事、
Affective Media WS幹事、文部科学省科学技術・学術政策研究所専門調査員。
Innovative Technologies受賞、Google android object グランプリ受賞、d&ad 受賞、Good Design受賞。
経産省主催電子レシートアプリコンテスト審査委員、CODE AWARD 審査委員。
CHORDxxCODE(コードコード)
女性博士研究者7名で結成されたリサーチ・エンジニアリングユニット。
CHORD(感性)とCODE(論理的思考)をハイブリッドに駆使して、
おしゃべりを通じたモノ・コトの分析と
新たなメディアテクノロジーの研究プロトタイプ開発を実践的に行っている。
CHORDxxCODE |
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日程 |
2021年3月15日・22日(月)13:00-17:00 |
参加費 | 80,000円(税別)全2回 |
2021年度、全てのプログラムに関しては こちら DMN事務局(株式会社mct) info@ddmn.jp
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