全体像
R&D部門の社員を対象とした新規アイデアの提案制度を実施していた資生堂様。以前mctのデザインスプリントプラグラムで、第一関門を通過したアイデアをブラッシュアップするお手伝いをさせていただきました。
その後、チームの方々のご活躍により、更なる関門を次々と突破したアイデア「S/PARK Studio 美活ジム(以下美活ジム)」がイベントという形で実現されたという嬉しいニュースを聞き、この度取材させていただきました。
企業において新規アイデアや新規事業の創出を目的としたプログラムは、近年よく見かけるものの、実際に事業に発展するものに出会うことは多くありません。
今回アイデアの実現に辿り着いた秘訣をお聞きしたので、ご紹介したいと思います。
アイデア実現のポイント
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チームメンバー全員が情熱を持ち、「やりたい!」という気持ちが強かった
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社内でもフィードバックをもらったり、イベントをプロトタイピングできる環境があった
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リソースを効果的に活用し、まずは自分たちにできることを実現
mctとのデザインスプリントで良かったポイント
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外部からの視点を入れることで、アイデアをシャープにできた
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漠然としたアイデアをビジュアル化によって、メンバー間で共有・議論しやすくなった
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インタビューで直接ユーザーの声を聞き、リアルにイメージできるようになった
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短期集中型でコンセプトを深掘りし煮詰められた
取材にご協力いただいたのは、株式会社資生堂の樋口様(本プロジェクトのチームリーダー)と鈴木様、福田様、堀様です
出典:美活ジム公式サイト
プロジェクトの推進と成功の秘訣とは
資生堂様では、R&D部門において研究者起案でのビジネスアイデアの提案・実現の機会を提供するプログラムを実施されていました。弊社がプログラムから出てきたアイデアをブラッシュアップするお手伝いさせていただいたのは2019年でした。新規アイデア創出とビジネスへの展開は、様々な企業で取り組みがされていることと思います。その中で、アイデアを発想する機会はあるものの、プロジェクトとして前に進んでいかない、というのを目や耳にする機会も多いのではないでしょうか。
資生堂の皆様も、本業がある中でこのプロジェクトの業務を進めていくのには苦労もあったようです。そのような状況下で、このプロジェクトが成功した秘訣をお聞きしました。
チームメンバー全員が情熱を持ち、「やりたい!」という気持ちが強かった
樋口様
鈴木様
樋口様
堀様
社内でもフィードバックをもらったり、イベントをプロトタイピングできる環境があった
福田様
樋口様
鈴木様
福田様
鈴木様
リソースを効果的に活用し、まずは自分たちにできることを実現
鈴木様
樋口様
資生堂様とのデザインスプリントプロジェクトについて
弊社メンバーが一次審査の審査員を担当したこともあり、通過したアイデアをデザインスプリントで検証したい、というお話をいただきました。コンセプトはあるものの、まだコアなMVP(※1)が定まっていないので定めたい、顧客の反応を聞きたいというご要望をいただき、mctがデザインスプリントプロジェクトという形で、プロジェクトチームを支援させていただくことになりました。
※1 MVP=Minimum Viable Product(実用最小限の製品)。初期の顧客を満足させ、将来の製品開発に役立つ有効なフィードバックや実証を得られる機能を備えた製品のバージョンを指します。
mctのDay1~5のデザインスプリントプロセス
デザインスプリントは、Google Venturesによって開発された、デザイン思考のベースとなるプロセスを素早く回すというメソッドです。オリジナルは5日間の集中的なプログラムですが、クライアントの方々も丸一週間予定を確保することは難しいため、弊社ではそのエッセンスを取り入れながらも各ステップの間隔を開け、2〜3ヶ月のプロジェクトとすることが多いです。とは言っても、期間を決め、集中してモチベーションを保ちながら推進することを心掛けています。
資生堂様とのデザインスプリントでは、下の図のような5つのステップでアイデアをブラッシュアップするお手伝いをさせていただきました。
デザインスプリントのプロセス
デザインスプリントDAY2の様子
資生堂のプロジェクトメンバーの皆様からいただいた感想もご紹介します。
外部からの視点を入れることで、アイデアをシャープにできた
堀様
鈴木様
漠然としたアイデアをビジュアル化によって、メンバー間で共有・議論しやすくなった
樋口様
福田様
鈴木様
堀様
※2 現在のロゴとは異なります。
インタビューで直接ユーザーの声を聞き、リアルにイメージできるようになった
鈴木様
短期集中型でコンセプトを深掘りし、煮詰められた
鈴木様
福田様
デザインスプリントの醍醐味である、「アイデアをどんどんプロトタイピングで具体化しながらブラッシュアップし、実際にユーザーにアイデアを評価してもらう」というあたりを実際に体験し、良さを感じていただけたということでよかったです。缶詰になる時間や場を作ってアイデアを凝縮させていけたのは、私たちにとっても濃密でいい経験でした。
「美活ジム」イベントについて
資生堂研究所発!肌と表情のための特別プログラム『S/PARK Studio 美活ジム』出典:Peatix https://peatix.com/event/1660475/見事今回イベントとして実現したアイデア「美活ジム」は、資生堂研究員が開発した研究結果に基づく
肌と表情のためのプログラムです。独自のアプリケーションを使って今の自分の状態を知ることから始まり、講師である資生堂研究員や美容のプロであるビューティーコンサルタントが、肌や表情のこと、お家でも続けられるセルフメソッドをレクチャーしてくれる、という今までにない内容です。
化粧品ブランドとして馴染みのある資生堂さんですが、そこの社員や研究員の方々と直接お話できる、ましてや研究内容に基づいた美容のことを教えていただける機会はそうそうないと思います。
まずは、2020/10/31 (土)に2回、そして、2020/12/26 (土)に2回、計約40名の方がこれまでに参加されたということです。弊社の池田、ソレイムも12/26の回を見学をさせていただきました。
「S/PARK Studio 美活ジム」
会場は、最先端の研究施設である「資生堂グローバルイノベーションセンター S/PARK」の低層階にある美の複合施設でした。コロナ対策として、イベントは開放的な空間でソーシャルディスタンスをとりながらの実施でした。予め各人に用意されていたiPadでレッスン前と後の笑顔を撮影・分析したり、テーマ(12/26の回は温活)に沿った自分でできる様々な美容法が2人の講師から紹介されていました。プロジェクトでご一緒させていただいた鈴木様がその講師内の一人でした。参加者の方々が非常に真剣に取り組んでいたのが印象的でした。
初期にお手伝いさせていただいたアイデアがこのように実現されているのを実際に目の当たりにすることができて、とても嬉しかったです。
プロジェクトメンバーの皆様は、今後も年に4〜5回、このようなイベントを継続開催を計画しており、さらに活動の幅を広げていくということですので、とても楽しみにしながら応援させていただきたいと思っております。
mctではデザインスプリントで様々なクライアントのサポートをさせていただいております。オンラインで完結するプロジェクトも実施可能です。
ご興味がある方はぜひお声掛けください。