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Design System for training program

研修プログラムのためのデザインシステム

教育分野において「LXデザイン(学習体験デザイン)」というアプローチが注目されています。商品開発や事業開発でユーザーの体験に焦点を当てたUXデザインが重視されるのと同様に、研修プログラムにおいても学習者の体験を重視しようとするアプローチです。かつての教育では、教育者による講義やそこで提供される知識そのものを中心とした学習観がベースにありましたが、LXデザインの背景にあるのは「学びの主体である学習者の体験こそがより重要である」という学習観です。

「Design System for training program」は、研修プログラムの企画・設計における原則を定めたガイドブックです。人材育成や研修の企画・運営に携わる方々がプログラムのデザインにおいてどのようなポイントを押さえるべきかがまとめられています。

プロダクトデザインと同じように、トレーニングプログラムにおいてもデザインの原則を理解し、実践することが重要です。これらの原則に沿って研修プログラムを組み立てることで、セミナー講師や人材育成担当者のよる品質のばらつきを防ぎ、学習体験の標準化を図ることができるのです。

「Design System for training program」には、これまで人材育成・スキル教育のためのさまざまなトレーニングプログラムを提供してきた、わたしたちmctの知見が詰め込まれています。現在、mctが提供する全て研修プログラムにおいてもこのデザインシステムが活用されています(ページ最下部に資料ダウンロードボタンがあります)

 

Desigin System for training programは、研修プログラム設計の順序に沿って以下の4つのコンテンツで組み立てられています。

  1. ゴール設定

  2. プログラム設計

  3. ファシリテーション

  4. 効果測定

まず初めのステップである「1.ゴール設定」では研修の達成イメージや学習者ペルソナを描くことで、研修の企画・運営における"道標"となるゴールを定めます。次に「2.プログラム設計」ではゴールからブレイクダウンした各セクションの主要な学び(=Take away)を特定し、それらに基づいてプログラムを組み立てていきます。そして「3.ファシリテーション」では設計されたプログラムをより良い体験をして提供するためのファシリテーションの作戦を準備します。最後に「4.効果測定」では、実施した研修プログラムの適切な評価を行い、学びを実践に繋げていくためのフォローアップ施策の検討などを行います。

研修プログラムの企画・運営においてはいくつかの典型的な失敗やエラーのパターンがあります。興味深いのはそれらの失敗パターンの多くはセミナー講師や人材育成担当が正しいと誤解しているものであるということです。専門家や関係者たちの間でこれまで正しいと信じられているセオリーに多くの誤りが潜んでいるのです。

研修プログラムのより良い学習体験を実現するためには、成功のポイントを押さえることも重要ですが、それと同じくらい失敗やエラーをよく理解してそれらを未然に防ぐプログラムデザインを行うことも重要です。「Design System for training program」の各セクションにはこれらの典型的な失敗やエラーのパターン(=DO NOT)が記載されています。

資料ダウンロード

 

わたしたちmctのノウハウをまとめた研修プログラム設計のガイドライン「Design System for training program」を無料公開しています。下記フォームを送信していただくと、ご登録いただいたメールアドレスに資料ダウンロード用のURLをお送りします。*は必須項目です。

 

 

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