DMNでは、2013年に「VIABLE DESIGN」をテーマにした全3回のケーススタディを開催しま
川上典李子さんはこれまで、デザイン、ビジネス、社会・
「VIABLEとは何か?」という川上典李子さんの問いは、
全3回にわたって開催したこのケーススタディ・
「What is VIABLE?」
全3回/川上典李子さんと一緒に学ぶ「VIABLE DESIGN」ビジネスパースン&クリエーターたちへの指針
ケーススタディ3
イントラデザイン/INTER TRAVEL DESIGN:地域産業再生の発想
ゲスト藤原 大氏 /デザイナー、株式会社DAIFUJIWARA代表取締役
藤原大氏の創作姿勢は一貫している。
三宅一生氏と共にブランド「A-POC」(A Piece of Cloth、「一枚の布」の頭文字からなるネーミング)
藤原氏が現在、力を注ぐ活動のひとつが、「
Part 1 イントラデザインとは?
川上典李子さんのコメント
今日は「VIABLE DESIGN」の3回目となりました。社会が、よい形で成長、
また、クラフトは、文化資産であり産業資産でもありますが、
その中にはIKEAの例もありました。たとえば、
前回の2回目には、
それらの話を聞いて、
ハーマンミラーは「デザインは課題を解決するためのもの」
1回目、2回目では、それぞれに現場、
今日、来ていただいた藤原大さんは、
藤原大氏の講演
デザインとは
今日は、デザイン志向の強い方々が来られていると思いますが、
私は最近、学生に教えることも多いので「
そこで、学生には、「
たとえば、これはリレー競争でバトンを渡すところの写真ですが、
つなぐ行為・・・これはインターの行為ですよね。
情報、空間、モノ
デザインは、情報、空間、モノという3つの輪の中に入っていて、
1つの空間で起こることは非常に単純な動き方になって、
デザインとアート
デザインとアートのことを1回、立ち止まって考えてみたい。
アートと芸術は、同じくらいの意味ですが、
アートはindividual
デザインとアートは異なる意味を持っています。でも、
つまり、芸術を通じて知ることがあると思うんですね。
デザインはmass
一方、デザインのことを同じように考えてみましょう。たとえば、
皆さんの気持ちをわかってないとデザインできない、
それでは、to know art・・・アートを知る、ということは、
個人と集団の関係
それでは、相手のことを知るということですが、
人は曖昧であって、特に人の気持ちについては、
できるだけ、曖昧なことをなくしたいというのは、
希望について
最近、学生に聞くと「希望がない」と言うんです。
それでは、デザインは何々と何々をつなぐことが得意なんだから、
観光デザイン
これから観光デザインの話をします。私は、
沖縄に行くときに、自分がどういうふうに考えるのか、
①沖縄に行くのがうれしい(交通)
②繊維に関するものづくりに興味がある(見る)
③食べ物がおいしい(食べる)
④特徴のある音楽、踊りが好き(見る・遊ぶ)
⑤お土産を見たり買ったりするのが楽しい(買う)
⑥文化建造物が面白い(見る)
⑦自然と人に触れたい(見る・遊ぶ)
沖縄に行くことが、もう、うれしいわけです。
また、特徴のある音楽、踊りが好きですし、
それで、飛行機の座席ポケットに入れてある冊子『ちゅらなび』
観光を分類する
観光に関する7つのことについて、簡単に分類します。
これをまとめていくと、見る、遊ぶが非常に多い。
見る、遊ぶというのは実は分散でもあるわけで、
93.3%が日本食を食べる
ここで観光庁のホームページを見てみましょう。
先ほど私が申し上げた7つの項目の中で、
我々は1,000兆円の大赤字を抱えており、
たとえば、食と家電をつなぐ。食と住宅をつなぐ。
鯛焼きプロジェクト
私は今年のプロジェクトとして、鯛焼きを考えています。
かまぼこの形の鯛焼きもあったりします。
とにかく鯛というのはめでたいものですから、皆、
たとえば、鯛焼きと観光客の調査をしてみると、
それでは、その鯛焼きを入れているパッケージはどうか。
デザインは、何々と何々をつなげるのが得意です。今日は、
しかも、これはある一定の人たちだけのものではなくて、
この鯛焼きプロジェクトでは、
イントラデザインとは
これはスティーヴン・タイラーの写真です。
ユニバーサルな観光デザインを目指していまして、そのためには、
海外の人は鯛焼きのおなかの中に何が入っているのか、
鯛焼きを通じて、
世界の人と日本をつなげるデザインをしましょう。
<後編へ続く>
次回は、観光デザイン、カラーハンティング、
(文責:DMN/編集部)
GUEST PROFILE
藤原大 氏 Dai Fujiwara
デザイナー/株式会社DAI FUJIWARA代表取締役/多摩美術大学教授
多摩美術大学デザイン学部卒業。
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