「What is VIABLE?」
全3回/川上典李子さんと一緒に学ぶ「VIABLE DESIGN」ビジネスパースン&クリエーターたちへの指針
ケーススタディ3
イントラデザイン/INTER TRAVEL DESIGN:地域産業再生の発想
ゲスト藤原 大氏 /デザイナー、株式会社DAIFUJIWARA代表取締役
Part 2 観光デザインとカラーハンティング
藤原大氏の講演(続き)
観光について
それでは、観光について考えてみましょう。
●トリップ:軽い荷物ですぐに帰る。もうパッと行って帰ってくるものです。
●ツアー:見学など計画的に行動する観光です。
●トラベル:遠い国へ長い旅をする観光です。
●ジャーニー:これは戻ってこないかもしれない旅です。
●ボヤージュ:海上の旅のことです。
●オデッセイ:果てしない旅です。
これらのイメージを学生に絵で描いてもらったりしています。
観光の意味
観光の観というのは見るで、それに光があるわけです。
観光というのは、その地域の空間、情報、モノに光を当てて、
番号のイメージと色
光に関連して色の話をしてみます。あるとき、
7番については紫と思う人が多くて、
番号に色を当てていくと、こういう印象になっていく。
オレンジは1番、2番にはまったくない。
土地のイメージと色
土地名と色についてアンケートしたものもあります。
青で非常に特徴的なのが兵庫。
カラーハンティング
カラーハンティングという技法があります。私の場合は、
この写真を見てもらうと、海、空、浜の色が合っています。
光というのは反射しているものなので、
これは竹島ですが、ここにホテルを建てようと考えて、
空の色もそうです。私は、沖縄の島を8月に3週間かけて、
野菜の色も同じようにとっていくと、
私は、今年6月に21_
まとめ
観光は、その地域の空間、情報、モノに光を当てることだ、
愛媛のミカンがなんで甘いのか、というと、
宮古では、
(講演終了)
お酒のテイスティング
お酒の色を判定
判定方法:会場のテーブルに6種類の日本酒が用意された。
藤原:
このテイスティングのように、
太陽のもとで植物が育つわけですから、反射光を受けた植物が、
すでに、インターネット関連の会社では、
今日は、お酒を飲まれて、そこに色を感じたというのは、実は、
ちなみに、私の友人で、ジョン・ゴントナーという方がいます。
ディスカッション
服と観光の共通点
川上:皆さん、紙にご質問を書いてくださったので、
藤原:どうして観光なのかというと、
観光は、世界中とつないでいかないといけません。
観光というのは、1つの入口で、フィールドというわけです。
情報を絞り出す
川上:日本食は幅広いですが、
藤原:観光というのは広い範囲に及びます。たとえば、
日本食をデータ化してアプローチしていくのか、というのは、
つなぐ体験の必要性
川上:つなぐことは誰にでもできるスキルなのでしょうか。
藤原:経験がいると思います。ロープを結んで引っ張ってみて、
技術とデザイン
川上:鯛焼きにした理由は何ですか。
藤原:自分は海が好きで魚が好きです。
それから、今所属している湘南工科大学ですが、
アートを広げる
川上:今後、
藤原:20世紀には、
皆、それぞれが違ってindividualで、
色で情報を顕在化
川上:
藤原:自分は基本的にはテキスタイルでやっていますので、
自然素材の繊維を使おうとすると、その地域の素材、植物、
そういう意味で、地域、
つなげていく、を具体的なデザインに落とし込む際には、
今、考えているのは、地域特性を顕在化させていくために、
テキスタイルを選んでいきますが、
カラーハンティングについて
参加者:カラーハンティングというのは主観的なものですか。
藤原:カラーハンティングしているのは主観なんです。
その日の自分の主観で、空を毎日とっています。
いずれにしても私の主観で色を選んで、その写真を撮って、
川上:色を選ぶ技術については、
藤原:色を塗る材料を選ぶときに、
この辺りは、ハイテクを使うと麻薬のようなもので、
スーパーデザインについて
川上:鯛焼きが最適のデザインになったとしても、
藤原:マスターピースを使い続けていくことも大事でしょう。
元祖鯛焼きということに対して、
そもそも、鯛焼きと今川焼きとの違いは何か、
ボーイングは25年、車は10年という話もあって、
海外の人が、
お酒と色の調査結果
川上:お酒のテイスティングの集計がでたようです、
藤原:皆さん、ラベルをみて、
「まつもと」は白と青。「くどき上手」は黄緑。「八海山」
最後に
藤原:イントラデザインということで話してきましたが、
そして、人に伝える、空間、情報、
(文責:DMN/編集部)
GUEST PROFILE
藤原大 氏 Dai Fujiwara
デザイナー/株式会社DAI FUJIWARA代表取締役/多摩美術大学教授
多摩美術大学デザイン学部卒業。
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