Insight Blog

2024.10.01

新しい時代のラーニングメソッド

受動型学習から参加型学習へ。

こんにちは、mctの米本です。「Active Learning」という言葉が教育の分野で注目を集めています。古くから学習の方法論として行われてきた「講義」や「読書」はPassive Learningと呼ばれ、それに対して「グループ討議」や「実践・エクササイズ」といった受講者参加型の学習方法がActive Learningです。ティーチングメソッドに関する研究が進むにつれて、このActive Learningが学習の定着効果が高いことが分かってきました。(図1)

learning pyramid.png

 

Active Learningの代表的な例として最も有名なのがHarvard Business Schoolをはじめとする世界中のビジネススクールで活用されるケースメソッドです。ケースメソッドでは実在する企業を題材に取り上げたビジネスケースと呼ばれる教材を使って、実際のビジネスにおける様々な出来事を疑似体験しながら学習していきます。ビジネススクールを受講する生徒たちは卒業するまでの2年間で、200本前後のビジネスケースを学ぶと言われています。現実の世界ではなかなか経験できない貴重な事例を短期間でたくさん疑似体験することができるというわけです。

 

mctでは、このケースメソッドの理論をもとに、株式会社msc様(マネージメントサービスセンター/http://www.msc-net.co.jp/)との共同メニューとして『マンガ』を使ったトレーニンングプログラムの提供を開始しました。ある玩具製造業を舞台としたストーリーで、「イノベーション」「顧客志向」「チームワーク」といったテーマでトレーニング教材としてお使いいただけます。(図2:マンガ教材の1ページ

manga.png

 

マンガを教材に使うことによる具体的な効果として、下記のようなポイントが挙げられます。

Realistic|リアルなシチュエーションに没入する

Reflection|自らの視点で解釈し、気づきを得る

Roles|様々な立場で考え、視野を広げる

Resolution|解決策を見出し、自分の言葉で表現する

 

ケースメソッドと同様にActive Learningとしての効果が高いことに加えて、ビジネスケースと比較するとマンガ教材の方が「短時間で誰でも読みやすい」「イラストを使うことで想像や共感の広がりが大きい」といったところに特徴があります。今までの研修プログラムの効果に疑問を感じている従業員教育をもっと新しい方法でやりたいといったお考えをお持ちの方は、ぜひご検討されてはいかがでしょうか。

 

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