2023.05.11
Blog|新入社員が体験したmctにおけるオンボーディングの実践
はじめまして!組織デザインチーム新入社員の石庭です。
みなさまの会社ではオンボーディングをどのように実践されていますか?新入社員が組織に馴染み、パフォーマンスを発揮していくためには会社に入って最初の経験はとても大切です。
mctはフルリモートの会社なので入社前は「誰にも会わずに仕事なんてできるのかな・・」「どんな人たちが働いているのだろう・・」といった不安がありましたが、入社から1ヶ月が経った今、仕事へのモチベーションが下がることなく働くことができています。
そこで今回はmctのオンボーディングの取り組みを新入社員目線でお届けします。
改めまして、新入社員の石庭です。
大学では、知識は学習者が自ら構築するものであることを前提に「学習環境デザイン」についてプロジェクトやWSを通して学んでいました。
mctに入社してからの気持ちの変化や、どのようなオンボーディングを経てチームに馴染んでいったのかをご紹介します。
入社5ヶ月前
―突然家にカラフルな箱が届くー
入社前のある日、家で過ごしているとなんだか凄い箱が届きました。事前に「推薦図書を送ります。」とは言われていたものの中には本だけではなく、お菓子やトートバッグなど様々なものが入っていました。
届いたwelcome box
このWelcome Boxは第二弾もあり、今度は名刺や癒しグッズが箱いっぱいに入っていました。今まで経験したことのない歓迎の方法で驚きましたが、それと同時に「なんだか面白そうな会社だな」とポジティブな感情も生まれました。人に話したくなる、ワクワクした気持ちにさせてくれるアイデアで、素敵なおもてなしを受けました。
入社2ヶ月前
―オフィスでのランチ会―
東京大阪オフィスそれぞれでランチ会があり、zoomで繋いでお互いの様子が見えるようになっていました。面接もすべてオンラインだったので、実はこの日が初めてのオフィスでした。新入社員同士も、先輩社員の方とも実際に会うのは初めてで緊張していたのですが、ランチを食べながら気軽に先輩社員の方や新入社員同士で話す機会になりました。楽しくコミュニケーションをとることができるように用意してくださっていたので時間がすぐに過ぎていきました。
社員の方との共通点を見つけるというゲームでゲットしたお菓子
入社日
―新入社員向けに会社説明やカルチャーコードの説明、チーム別の紹介などを受けるー
この日「会うの3年ぶりくらいですね。」と先輩社員の方同士が話しているのを聞いて、本当にフルリモートで仕事をしているんだな、と実感しました。東京と大阪だと今は特に、画面上でしか会う機会がないとおっしゃっていたので、研修で仲良くなった同期の子に次にリアルで会えるのはいつなんだろうと思っています。研修1日目には、先輩社員の方へ「mctのカルチャーコードに関するインタビューをする」という体験もしました。
mctのカルチャーコード
私はインタビューをする機会が学生生活でほとんどなかったので、とても不安でした。いざ始まってみるとインタビューガイドに沿って展開し過ぎていたり、自分の中で話を整理しきれずに会話で出てきたキーワードについて深く聞けなかったりと改善点がたくさん見つかりました。インタビュー後にはそれぞれフィードバックやアドバイス、良かった点などを教えていただけたので、その場で自分の体験をメタ認知することができました。
仕事に関わることを研修で練習する機会があり、きちんとフィードバックを貰える環境があるのはありがたかったです。フィードバックを聞きながら、他の新入社員の人たちがどんな風にインタビューをしていたのかも気になりました。
インタビュー中の様子
入社1日後
―カルチャーコードをもとにランチを作るー
研修2日目は集合がオフィスではなくスーパーで、2チームに分かれて制限の中でカルチャーコードに沿ったランチを作る「エフェクチュエーション食堂」というWSを行いました。研修というとスーツで机に向かってするものだという固定的なイメージがあったので驚きでしたが、前日からワクワクしていました。
私のチームの制限は「電子レンジのみ」と「マヨネーズを使う」「使えるお金は5000円」の3つでした。前日にチーム分けと助っ人として先輩社員の方を選んでいたので買い出しからチーム別で行い材料を揃えていきました。料理は決まっていてもチームメンバー全員があまり料理をしないので、この量で何人分できるのかや、お金が足りるのかなどわからないことが多く大変でした。
いざ料理を始めるとうまく役割分担ができて、それぞれがカルチャーコードの「まずやってみよう!」の精神で料理に取り組んでいました。WS中はコミュニケーションも自然と増え、少し失敗してもチームでフォローしながらその場を楽しんでいました。また、その都度カルチャーコードを意識して、うまく意味づけできそうなところは繋げて考えるようにしていました。
WSの様子
リフレクションではWSの意味づけとして、カルチャーコードを理解することだけでなく「エフェクチュエーション」に含まれる5つの要素について全員で振り返りを行いました。
【エフェクチュエーションの5つの要素】
・「Bird in hand」手持ちのリソースから考えよう
・「Affordable loss」リターンを求めるのではなく、損失を恐れない
・「Crazy quilt」自分の持っていないものを持っている人と繋がる
・「Lemonade 」制約を楽しむ、制約の中で何ができるか考える
・「Pilot in the plane」ライブ感を楽しみながら、自分がコントロールできることにフォーカスする
座って話を聞くだけではなく、実際に手を動かしてWSを体験することで楽しみながら学ぶことができました。
振り返りのmiroボード
入社3日後
朝のミーティングで今日の仕事内容などを確認し、フルリモートでの仕事がスタート。朝の通勤電車に乗らなくて良いことや、スーツを着なくて良いことに感動しリモートワークのありがたみを存分に感じていました。椅子に座り画面を見ている時間が続くと、体が疲れた感覚になり少し休憩をしました。自分のペースで区切りがついたら休憩できることなど想像以上に自由度が高く、今は働いているのかな?と不思議な感覚でした。
時間がある時に見ておくと勉強になるコンテンツを教えてもらえたり、Slackで随時サポートしてもらえたことはフルリモートで働く上で心強かったです。
振り返りミーティングでは、わからないことや不安なことを聞くだけでなく雑談もするので、1日目でもう腰が痛くなりそうなのでいい椅子買いたいです。と伝えると皆さん共感していて、リモートワーカーの通る道なのだと思いました。
入社7日後
自分の集中力が切れるタイミングがわかってきて、仕事のリズムにもやっと慣れてきました。
具体的な業務を手伝わせてもらえる機会やサポートとしてミーティングに入る機会が少しずつ増え、実際の業務をどのように進めているのかを見て学ぶことができています。個人作業ではなくチームで仕事をするということやアイデアの出し方など勉強になることばかりで刺激の多い1日でした。
毎日の振り返りミーティングは、組織デザインのメンバーが日替わりで入ってくださるので会社に慣れる、メンバーとしてチームに入っていくことへの違和感が少しずつなくなっていくように思いました。また、今日明日の仕事内容についても確認して調整してくださるので、することがないです。という日がなく困らないで過ごせています。もし困っていることがあっても振り返りミーティングがあることでその日のうちに聞き、解決できるのでモヤモヤを次の日に持ち越さずにスッキリと仕事を終われています。
入社9日後
毎日の日報では業務内容の他に感想や質問を書くのですが、リアクションや返信で人となりを知ることができて楽しく取り組めています。また、異なるチームに所属している社員の方との交流の機会にもなっているなと感じています。自分の視点で思ったこと、感じたことを質問すると、色々な人が別の視点からコメントをしてくださるので新しい発見に繋がっています。この日は「どんなイベントなら心のハードルなく参加したいと思いますか?」と私が仕事をしていて感じた疑問を投げかけました。すると
Slackでの返信
このように、さまざまなコメントをいただけました。それぞれの経験をもとに書かれているので新しい視点で勉強になり、読んでいて楽しいです。
入社16日後
ー新入社員の自己紹介プレゼンを行うー
入社後改めて大学で学んできたことや興味のあること、そしてmctでどう活かしていけそうかということについてプレゼンを行いました。私のことを知ってもらうだけではなく、他の新入社員の人が学生時代どんなことに取り組んでいたのかなど今まで知らなかったこともたくさん聞くことができて、面白かったのと同時に考え方など勉強になることも多かったです。
プレゼンの際のmiroボード
プレゼンの後には先輩社員の方とブレイクアウトルームに分かれてお話する機会があり、Slackでのやり取りで感じた人柄と実際に話してみて感じたイメージを一致させていくことができました。所属チーム以外の人と気軽に雑談をすることができて、徐々に組織に慣れていっているように感じました。
これからに向けて
まだ入社して1ヶ月ほどですが、新入社員と社員の関わりが生まれる機会を作ったりコミュニケーションをとりやすい工夫をしたりすることで、組織に馴染みやすくなるような雰囲気がmct全体にあるように感じています。
フルリモートで働くからこそ、社内の皆さんとコミュニケーションをきちんととることを意識して少しずつサポートをできる範囲を広げながら、成長していきたいです。
mctではオンボーディングプログラムに関するサポートも行っています。新入社員・若手社員向けの各種スキル研修、チームビルディングワークショップなどにご興味ありましたらぜひ下記よりお気軽にお問い合わせください。
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Makoto Ishiniwa
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