2025.08.18
Blog|mctが顧客リサーチでAIペルソナを使う理由

mctでは、ユーザーリサーチにおいてAIペルソナを活用することで、より効率的な顧客インサイトの獲得に取り組んでいます。本記事ではmctがなぜAIペルソナを積極的に活用するのか、そのメリットをご紹介しています。
顧客リサーチにおけるAIペルソナの活用
AIペルソナとは、AIを活用して作られる仮想的な人格やキャラクターのことです。特定の役割やニーズに応じて、個性や特徴を持つキャラクターを設計することができます。例えば、親しみやすくフレンドリーなペルソナや、専門分野に特化した知識豊富なペルソナなど、目的に合わせて性格や話し方、思考特性などを設定することが可能です。仮想の存在ではありますが、現実の人間社会のデータを基にしているため、その振る舞いやコミュニケーションは非常にリアルです。
わたしたちmctではデザインリサーチプロジェクトにおいて、すでに多くの場面でAIペルソナを活用し始めています。代表的なシーンとしては、◎顧客インサイト探索を目的としてAIペルソナにインタビューする、◎あるサービスアイデアに対してAIペルソナにユーザー視点でレビューしてもらう、と言った使い方です。実際にAIペルソナを活用してみて多くのメリットを感じています。今回はそのメリットをいくつかご紹介します。
わたしたちmctではデザインリサーチプロジェクトにおいて、すでに多くの場面でAIペルソナを活用し始めています。代表的なシーンとしては、◎顧客インサイト探索を目的としてAIペルソナにインタビューする、◎あるサービスアイデアに対してAIペルソナにユーザー視点でレビューしてもらう、と言った使い方です。実際にAIペルソナを活用してみて多くのメリットを感じています。今回はそのメリットをいくつかご紹介します。
メリット(1) なかなか出会えない人にも出会えちゃう メリット(2) 気を遣わずストレートに聞けちゃう メリット(3) 実はちゃんとインサイトを得られちゃう メリット(4) コストを劇的に抑えられちゃう |
メリット(1) なかなか出会えない人にも出会えちゃう
現実の顧客リサーチにおいて、想定ターゲットとなるユーザーや生活者へのコンタクトが難しいケースというのがよくあります。たとえば海外在住の生活者や希少疾患の患者、著名な有識者などです。現実には彼らを見つけることも難しく、インタビュー取材に協力してもらうのはさらに難易度の高い仕事になります。しかしAIペルソナを使えば、このような対象者も非常にリアルに再現してインタビューの場に来てもらうことが可能になります。
メリット(2) 気を遣わずストレートに聞けちゃう
顧客インタビューをしたことがある人なら分かるかもしれませんが、初対面の他者にインタビューするのは非常に神経を使います。いかに本音を話してもらうか、いかにデリケートな話題に踏み込むか、など気を遣うポイントはたくさんあります。AIペルソナが良いのは、こういった気を遣わなくて済むことです。ストレートに質問ができることで目的とするインサイト獲得まで効率よく辿り着くことができます。
メリット(3) 実はちゃんとインサイトを得られちゃう
これは多くの方がAIに対する誤解のあるところかもしれません。「生身の人間ではないAIペルソナではインサイトは得られない」という声をしばしば聞きますがそんなことはありません。本物の顧客インタビューでもリサーチャーにはさまざまなテクニックやスキルが求められますが、AIペルソナを使ったリサーチでも同様です。AIペルソナとうまく対話するためのテクニックやスキルが使えれば、AIペルソナからも有益なインサイトを獲得することができるのです。
メリット(4) コストを劇的に抑えられちゃう
AIペルソナを使う最も大きなメリットはこれです。現実の顧客リサーチにはさまざまな費用や時間など多くのコストがかかります。たとえば海外市場での現地ユーザーリサーチをやるとなると渡航費や移動時間がかかります。またある分野の有名な有識者にインタビューするならば高額な取材協力費がかかるかもしれません。しかしAIペルソナを使えばこれらのコストを劇的に抑えることができます。数百万円かかるような費用を限りなくゼロにでき、また数ヶ月かかるような調査を今すぐできるのがAIペルソナの大きなメリットです。

mctが利用しているAIペルソナツール「Synthetic Users」
AIペルソナ・ツール「Synthetic Users」
わたしたちmctでは、AIペルソナの作成・活用に「Synsetic Users」を利用しています。「Synsetic Users」は、特定のAIペルソナを生成して、ユーザーリサーチやプロダクト開発をサポートするツールです。現実のデータを基に、年齢、職業、価値観などの特性を持つ仮想ユーザーを生成することで、実際の顧客に近い条件でインタビューやシナリオテストを行うことが可能です。
mctではこのSynsetic Usersを使ったAIペルソナリサーチ支援、ならびにAIペルソナ活用研修をご提供しています。本件に関するご相談やお問い合わせも受け付けておりますのでぜひこちらよりお気軽にお問い合わせください。
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Akihiro Yonemoto
株式会社mct エクスペリエンスデザイナー/ストラテジスト
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