2022.02.17
Blog|自社のグローバリゼーション成熟度レベルを知る
どのような改善・変革であっても、まず自社の「現在地」を、客観的な指標で評価することが重要です。CSAリサーチは、自社のグローバリゼーションの「現在地」を評価するグローバリゼーション成熟度モデルをご提供しています。
グローバリゼーション成熟度モデルは、持続的なグローバル成長を実現する道のりの中で、自社の現状のグローバリゼーション能力がどのレベルで、次のレベルに到達するために求められる一連の行動とプロセスを明らかにします。
このロードマップに沿って、次のレベルのグローバリゼーション能力を獲得していくことで、企業はグローバル競争力を高めながら、着実なグローバル成長を目指すことができます。
グローバリゼーション成熟度モデルでは、企業の成熟度を6つのレベルに分類しています。 そして、「ガバナンス」「戦略」「プロセス」「組織構造」「自動化」という5つの軸に沿って、21のカテゴリーと、それらを詳細化した57の構成要素を通じて、グローバリゼーションにおける戦略レベル及び業務レベルの課題を解決するためのポイントを示してくれます。
Level 0
必要性を認識していない
組織は、国際的な成長を正しく管理する必要性や、現地で優れた顧客体験を提供するためのビジネスプロセスを最適化する必要性を認識していない。
Level 1
場当たりな対応に終始
組織は、正式な投資、プロセス、テクノロジー、スタッフを配置することなく、国際的または国内の多文化 的な機会に対し、その場しのぎで対応している。
Level 2
形を作りはじめている
組織は、グローバルビジネスの中核となるタスクのプロセスを公式化し始めている。
Level 3
管理されている
すべての機能に関わるチームが、ローカル市場に最適なサービスを提供するためにプロセスを適応している。しかし、この段階では、2歩進んで1歩下がるという傾向がある。
Level 4
最適化されている
ほとんどのチームがグローバル化されたビジネスプロセスで運営されているが、まだ一部出遅れているチームも存在する。
Level 5
シームレス化している
組織は、グローバリゼーションを、監視、測定、および継続的に改善すべき業務上不可欠なプロセスの1 つとして捉えている。また、国際的な顧客要件、業務、顧客とのやり取りを戦略・業務計画の中にシーム レスに組み込んでいる。
mctでは、グローバリゼーション成熟度モデルに基づいて自社の現状を評価するチェックリストをご用意しています。チェックリストを使ったグローバリゼーション成熟度を社内で共有するセッションをご提供することも可能です。ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にお問い合わせください。
CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、今回ご紹介した” グローバリゼーション成熟度モデル”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサービスです。
ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。サービスの詳細につきましてはこちらからもご覧いただけます。
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Yuji Kuwayama
株式会社mct DX ビジネスデザイン ディレクター
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