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10 21, 2020 08:00 Blog|PLAYFUL miro BOARD - オンラインでの共創をよりクリエイティブに!-

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こんにちは、mct CXチームの渡邉です。
本日は「オンラインでの共創をよりクリエイティブにするmiroボード」をご紹介します。

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こちらは「DMNトレーニング ”プロトタイピング”」のオンラインセミナーの会場です。オンラインホワイトボードツールのmiroを使用して作成しています。

弊社では現在、オンラインで多くのクライアント様とのコラボレーション、プロジェクトの進行を行っております。プロジェクト内のワークショップや情報共有など様々な場面においてmiroを活用しています。

みなさまの中でも現在もリモートワークをメインにお仕事をされている方も多くいらっしゃるのではないかと思います。オンラインでの仕事ですと、ずっと画面を見ていることが多いため、心身ともに疲れを感じたり、対面でのコミュニケーションとは違うフラストレーションや仕事にある種のマンネリのようなものを感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回のブログでは、mctでのこの半年間の取り組みや経験を通して得た”オンラインでの共創をもっとクリエイティブにする仕掛けづくり”についてご紹介したいと思います。


■miroで作った大陸ボード

このボードには4つの大陸が海に浮かんでいて、それぞれにトピックが設けられています。実際のセミナーでは、左上(はじまりの大陸)→右下(実践の大陸)→左下(論議の大陸)→右上(アイデアの大陸)を順番に進みながらレクチャー、グループディスカッションを行っていました。

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セミナーのプロセス全てを地図で表現し、全体を通して旅をしているような世界観を表現しています。見ても操作しても楽しいボードを作ることで、オンラインセミナーに普段と違う”ワクワク感”を盛り込むことができたと感じています。

【オンラインでのワクワク感をつくる効果】
オンラインでの体験にワクワク感をプラスすることで以下のようなポジティブな効果が生まれると考えています。
① デジタルツールを楽しく学習できる
② マンネリ感から脱却する
③ みんながついアイデアを出したくなる
④ ディスカッションを前に進める


デジタルツールを楽しく学習できる
オンラインワークが当たり前になるにつれて、様々なデジタルツールを駆使する必要性が高まってきました。ツールの扱い方がわからない・うまくいかないとそれだけでフラストレーションが溜まり、ディスカッションやワーク自体も嫌になってしまうことが往々にして起きがちです。

今回紹介した大陸ボードでは、「わからないことも楽しい体験になる」「楽しく学べる」ように設計しています。
このボード内をご覧になってみて、どこにいるのか、何を見ているのか分からなくなった方もいらっしゃるかと思います。しかしその経験も「広い大陸で迷ってしまったけど、何か分かる目印があるところまで移動してみよう!」とポジティブに捉えていただければと考えています。

3-1(例えば森で迷ってしまったらズームアウトorスクロールで視点を変えてみてください)

マンネリ感から脱却する
オンライン上で情報共有をするとき、聞き手は画面共有されたパワポが流れるのを見続ける…ということはよくあることかと思います。その「いつもと同じ感じ」を崩せないかなと思ってこの大陸ボードを作っています。

このボードではチームごとのディスカッションの内容をまとめるだけでなく、レクチャー資料など、セミナーで使うものは全て置いています。(セミナー中はこのmiroボードを常に画面共有していました。)これによって、参加者のみなさんがスピーカーの私たちと一緒に旅をしていくような、いつもと違う体験を作れたかなと思っています。
今ブログを読んでいるみなさんがこの大陸ボードを見た時、「おもしろそうだな」とか「どんなことが書いてあるんだろう」と思って見ていただけていたら嬉しいです。


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(各地に立っている看板は旅の道しるべ(=レクチャー資料)です)


みんながついアイデアを出したくなる
このボードが使われる前はまだポストイットが何も貼られていない状態です。余白や空白のスペースがあると、人間誰しも何か埋めたくなるものです。またかっちりとしたワークシートがあるだけだと「作業させられている」感覚が出てしまいがちですが、モチーフなどを使ってワークフレームを工夫することでやらされ感を軽減することができるのではないかと思います。

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(この木はアイデアをたくさん出せば出すほど華やかになっていきます)

またメンバー全員が同じプラットフォーム上に同時に書き込みができるので、ちょっとしたアイデアや気付きを誰もが書くことができます。オンラインミーティングだと発言がしにくい…という方でも、アイデアを書くことで自分の意見を相手に伝える機会を作ることができると考えています。


ディスカッションを前に進める
資料を前に延々とディスカッションを続けていても答えが出ない場合、手を動かして考えてみると案外論議が前に進むこともあります。一人ひとりが一旦アイデアを文字に起こしてみる、論議の内容をフレームで整理してみる。こういったワークを通すことで思考がクリアになり、論議にメリハリをもたせ、前進させる効果があると考えています。


■さいごに
今回はオンラインワークをよりクリエイティブにするための工夫としてmiroを使った大陸ボードをご紹介しました。今回ご紹介した以外にも様々なオンラインツール、仕組みを使ってプロジェクトをよりよいものにするよう日々活動を行っております。こういったmiroボードを使ったオンラインワークショップに興味がございましたら、お気軽にご連絡ください。

また、
・オンラインでのコラボレーションがうまくできていない
・社内でのプロジェクトが前に進みにくい
・ふんわりしたディスカッションしかできず良いアイデアが生み出せない
といった課題感やお悩みをお持ちの方も是非一度ご相談いただければと思います。
mctメンバーがみなさまのプレイフルなコラボレーションを作るお手伝いをいたします。

それでは、最後までお読みいただきありがとうございました!



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Michiru Watanabe株式会社mct エクスペリエンスデザイナー

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