2021.12.05
Blog|グローバルコンテンツ監査で無駄を取り除く
コンテンツ監査とは、Webサイトのコンテンツの要素や情報資産を評価するプロセスです。ガバナンスの視点で、コンテンツ戦略の要とされています。
コンテンツ監査では、定性的なリサーチを通じて、「どんなコンテンツがあるか」に紐づけながら「そのコンテンツを誰が作っているのか」「人々はどうやってそのコンテンツを見つけるのか」「そのコンテンツはどのように機能しているのか」「そのコンテンツは最新か、古いものか」を明らかにします。
関連する用語にコンテンツインベントリがありますが、これは、単純に「どんなコンテンツがあるか」を定量的に記録しただけのものです。コンテンツ監査では、コンテンツとその周辺の情報資産や活動との関係を明らかにします。そこから、いま起こっている無駄や不足を分析することが、コンテンツ戦略の土台になります。
Webサイトの評価だけに使われることが多いコンテンツ監査ですが、このアプローチは、Webサイトに限らず、顧客体験全体に適用することができます。CSA Researchのアナリストは、コンテンツ監査をグローバルコンテンツ戦略に不可欠な要素として位置付け、グローバルな顧客体験の向上を目指す企業にその実施を推奨しています。
CSA Researchのアナリストによると、グローバルコンテンツ監査を実施すべきタイミングには、以下の6つの状況があります。
・翻訳のプロセス、技術、戦略を最適化するとき
・顧客の不満などの問題が明らかになったとき、その根本原因を解明する
・予算やリソースの削減が予想されるとき 、適切な優先順位をつける
・M&Aの直後など、ガバナンスを再構築する
・コンテンツ戦略の確実な実行を維持するために、定期的に実施する
その他、CMSプラットフォームやデザインシステムの導入を検討する際も、その前にグローバルコンテンツ監査が欠かせないといえます。あなたの企業にいずれかの状況が当てはまるとなら、グローバルコンテンツ監査の実施を検討すべきかもしれません。
グローバルコンテンツ監査を実施する企業のために、CSA Researchのレポート”Removing Waste through Content Audits ”では、グローバルコンテンツ監査を5つのステップに分け、各ステップでの詳細なガイダンスやチェックリストを提供しています。ちなみに、以下がその5つのステップになります。
ステップ2:データソースの特定
ステップ3:コンテンツインベントリの作成
ステップ4:コンテンツ監査の実施
ステップ5:データ分析〜アクションプランの作成
この全27ページのレポートから、グローバルコンテンツ監査の目的やメリット、実施すべきタイミング、5つの実施ステップに加え、グローバルコンテンツ監査のベストプラクティスやグローバルコンテンツ監査計画する際のアドバイスも得ることができます。
CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進するご担当者様が、今回ご紹介した”Removing Waste through Content Audits ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。
ご興味・ご関心をお持ちになられた方は、お気軽にご連絡ください。
また、12月9日にはCSA リサーチのCEOおよびシニアアナリストを招いてのオンラインイベント「日本企業におけるグローバリゼーションの機会とリスク」を開催します。以下イベント申し込みページより詳細ご確認ください。
https://mctinc.hs-sites.com/csa-research-event
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Yuji Kuwayama
株式会社mct DX ビジネスデザイン ディレクター
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