2022.12.22
Blog|2022年、グローバル展開施策を推進する20のトレンド
CSAリサーチ社は、同社アナリストの一次調査をベースに、5つのカテゴリーでグローバル展開施策を推進する20のトレンドを紹介しています。2022年以降には何が起こるのでしょうか?カテゴリーごとに見ていきましょう。
1.大規模なグローバル化の課題
1-1. リスクマネジメント2.0:パンデミックを経験して、企業はリスクマネジメント計画を強化する
1-2. 洗練されたコンテンツデリバリー:自動化を背景に、企業はグローバルなコンテンツデリバリーの最適化に取り組み続ける
1-3. 労働環境の変化:雇用・労働問題は悪化し、企業は自動化への投資を推進する
コンテンツ量の増加、ハッカーの攻撃、従業員の維持、破壊的テクノロジーなど、大規模なグローバル化には多くの課題があります。グローバルコンテンツをうまく管理するための積極的な計画、投資の拡大、そして強力な実行が必要になります。
2.マーケティング/セールス/CXへの影響
2-1. デジタルマーケティングにおける不十分なローカライジング:現地市場でも国内市場と同レベルの一貫した取り組みが不可欠になっている
2-2. 顧客にとって意味のあるグローバルパソナライゼーション:先進的な企業では、マルチローカル・パーソナライゼーションが主流になっていく
2-3. 購買体験への期待の進化:コロナ禍の個人での消費体験を経て、B2Bのバイヤーはいま、D2Cと同じ体験を期待している
2-4. 多言語対応コンタクトセンター:企業は、多言語に対応したカスタマーサービスを実現するためにより多くの投資を行う
2-5. ファーストパーティデータの取得:クッキーの廃止などにより、ブランドは消費者から直接データを取得することに苦労する
2-6. 多言語メタバース:オムニチャネルマーケティングはメタバースに突入する
2-7. LSPによるサブスクリプションサービスの成長:LSPはソフトウェアベンダーに追随してサブスクリプション販売に移行する
パンデミックによって、世界中でデジタルマーケティング/デジタル体験への移行が加速しました。企業は、すべての現地市場の期待に応えるために、グローバルデジタルマーケティングを実現する人材やプロセス、テクノロジーを強化する必要があります。
3.グローバルコンテンツがもたらすデータとメタデータの多重化
3-1. データセキュリティへの注目の高まり:エンド・ツー・エンドのセキュリティが翻訳の共通要件になる
3-2. 追い風としての意思決定インテリジェンス:企業はアナリティクスへの注目と投資を増やす
3-3. メタデータの時代の到来:メタデータはビジネス用語の主流となる
3-4. 機械翻訳のレスポンシブ化:機械翻訳のデベロッパーはメタデータの波に乗る
3-5. コネクティビティの遅れ:言語産業は、スマートコネクティビティをさらに1年先送りする
膨大な量のコンテンツ、複数国への展開、そしてメタデータによって、企業は、デジタル体験を最大化するためにすべてのデータとメタデータを整理、保護、キュレート、活用するという課題を突きつけられています。
4.グローバルコンテンツの変革を支える組織とプラットフォームの変化
4-1. 企業内ローカリゼーションチームの重要な役割:ミッションはローカリゼーションを超えて、グローバリゼーションの成熟に向かう
4-2. プラットフォームとしてのコンテンツ:グローバルコンテンツは、プラットフォーム機能になる
4-3. 品質の定義 - 広告における真実:完璧さではなく、成果に基づいて翻訳品質が定義されるようになる
言語サポートを、もはや翻訳やローカライゼーションに焦点を当てたものではなく、グローバリゼーションの意思決定を支援し、マルチローカルエクスペリエンスを世界中に提供するためのものとして捉え直す必要があります。
5.話し言葉への拡張
5-1. 統合音声アクセス:言語の選択は、主流のコミュニケーションツール内でアクセスできるようになる
5-2. 機械通訳の受け入れ:機械通訳に対する抵抗は、必然的に少なくなっていく
いま、言語サービスの半分以上を占めるのは書き言葉ですが、コミュニケーションは口頭で行われることの方がはるかに多いのが現実です。ストリーミングサービスや会議、日常的な対話のためのマルチメディアコンテンツの形で、音声言語に対するニーズが飛躍的に高まることが予想されています。
見逃せないトレンドはいくつあったでしょうか?
2022年、あなたの企業はこれらのトレンドをどのように捉え、グローバル マーケティング/ローカリゼーションを推進していくべきでしょうか?
CSA リサーチの「リサーチ&アドバイザリ for ローカリゼーション」は、今回ご紹介した”20 Trends Driving Global Expansion Initiatives ”を含む約500 本のレポートをご利用いただける年会費制のサー ビスです。
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Yuji Kuwayama
株式会社mct DX ビジネスデザイン ディレクター
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