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2023.04.21

Blog|チーム合宿のデザイン -vol.2「身体性」の効果-

vol2

こんにちは、組織デザインチームの米本です。
(mctの組織デザインサービスについての資料はこちらよりダウンロードできます)

今回のブログでは「身体性」がチームや個人にどんな影響を与えるのかをご紹介します。身体性とは、身体を通じて感じたり、知覚したりすることを指す言葉です。身体性にはコミュニケーションやクリエイティビティを高めるような働きがあります。mctの合宿で身体性を伴うワークを取り入れることで、ビジョンやカルチャーといった曖昧な概念をメンバー間で再共有することを目指しました。

<関連記事>

チーム合宿のデザイン vol.1 パワフルなコンセプトを設定する
チーム合宿のデザイン vol.2「身体性」の効果

(私たちのチーム合宿での身体性を取り入れたワークの様子)

 

身体性とは何か?

身体性とは、人間が自らの身体の存在を理解し、身体を使って世界を認識したり行動したりする能力のことです。身体性は人間の知覚や行動の根源的な部分であり、脳だけでなく身体の各部位や感覚器官が関係しています。

身体性を理解するためによく使われるモデルの一つとして「ホムンクルス人形」が挙げられます。この人形は、人間の身体部位を模した小さな人形で、各部位の大きさがその部位が脳のどの部分と関連しているかを表しています。例えば、手の大きさは、手を制御する脳の領域が他の領域よりも大きいことを反映しており、手を使った活動が脳の活動と深く関わっていることを意味しています。つまり感情や意識といった脳の営みに、身体のさまざまな部位の感覚や動きが影響しているということです。

(参考:ホムンクルス人形_https://en.wikipedia.org/wiki/Cortical_homunculusスクリーンショット 2023-04-09 8.33.15

身近な例で言うと、外を散歩しているときに思考が活発になり、アイデアが閃くといった経験は誰しもあるのではないでしょうか。これも身体性の効果であると言えます。身体を使いながら五感で多様な刺激を感じ取ることで、思考が活発化されたり、感覚が敏感になったりといった効果があるのです。

身体性を伴うアクティビティを取り入れることの目的として以下の2つが挙げられます。
【1】チームビルディング
 →全身を使ったアクティビティを通じて、メンバーの相互理解やビジョン形成などを行う。
【2】クリエイティブワーク
 →形のあるモノを手を動かしながら作り上げていくことで、アイデアの質や幅を広げていく。

また身体性を伴うアクティビティの代表的なものとして以下のようなものが挙げられます。
 ●文字で書く、または絵や図で描く
 ●レゴや粘土を使って形にする
 ●アクティングアウト(寸劇)で表現する
 ●簡単なエクササイズ(運動)を行う
 ●音楽を演奏する、歌を歌う、ダンスを踊る

冒頭の動画の通り、わたしたちmctのチーム合宿でも身体性を取り入れたアクティビティを行いました。チームビルディングを目的としたワークショップの中で、描画、レゴ、ダンス、演奏といった様々なアクティビティを行い、五感を通して自分たちらしさを再確認することを目指しました。

図1-Apr-03-2023-10-49-23-4427-PM

チームづくりにおいてその組織の多様性やレジリエンスが高まるほどに、メンバー集うチーム合宿のような機会はますます重要になっていきます。そしてそのようなチーム合宿では、物理的な現実の空間にメンバーが集まるからこそ体験できる「身体性を伴うアクティビティ」を取り入れることが大切です。ぜひみなさんの組織でもチャレンジしてみてください!

組織デザイン関連資料のダウンロード

 

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