2024.03.06
Blog|デザインファームのmctが社内交流イベントをデザインしたら・・・?
こんにちは、組織デザインユニットの小仲です。
mctは、昨年末に社内イベント『Everyone Everywhere All At Once~自分たちを見つめ直し、さらに視野をひろげる~』(通称:エブエブ)を実施しました!お察しのとおり、某映画をリスペクトさせていただきました!
こちらはこだわりのフライヤーです!
当日の会場はオリジナルポスターでみなさんをお出迎え
こんなにたくさんの社員が一堂に会するのはほんとに久々の光景でした
フルリモートで働く私たちにとっては、久しぶりの顔合わせ。みんな楽しそうです!
「入力」ではなく「書き込む」作業をするのは久々で新鮮でした。これは対面の魅力のひとつですね。
もちろんmiroも使います!私たちmctにとって欠かせないツールです。
後日でも議論の内容が簡単に振り返れるのが良い……。
午後にはメンバーそれぞれの居住地の銘菓を集めた企画「Everywhere Sweets」を楽しみました。
改めて、みんな各地で仕事をしているんだなと実感……。
最後はみんなで記念撮影!
今回はこのエブエブイベントで実施したことを、EX(Employee Experience)=従業員体験の観点からふり返ってみようと思います!
カルチャーコードアワード/自信につながる、組織の価値観やカルチャーを再認識
mctのカルチャーコードは「まずやってみよう!」「思いやりを届けよう!」「違いをバリューにしよう!」「学びの輪を広げよう!」「ワクワクをしかけよう!」の5つ。
今回のエブエブでは、今年度特にこのカルチャーコードを体現していたと思うメンバーへの表彰を行いました!
――では、この【カルチャーコードアワード】がEXにどうつながるのか。
個人的な感覚ですが、私にとってカルチャーコードは「達成すべき目標」というより「みんなの憧れ」のようなものに近いイメージです。「君たちもいずれこうなるべきなんだ!」と我々を追い立ててくるものではなく、「みんなどこかでああなりたいって気持ちがあるよねぇ~」と私たちが尊敬のまなざしを向けるような……。
そんな感覚なので、表彰という形で評価されることは、自分に自信を持つことにつながると思います。
また、何を評価するかということは、つまり「この組織がどのような価値観を持っているか」ということなので、改めてmctの価値観やカルチャーを思い直す機会にもなりました。
ちなみに、表彰された方々にはささやかながら景品を贈呈。今回のイベントのテーマの元となった『Everything Everywhere All At Once』という映画からインスパイアを受け、目玉シールが贈呈されました!(目玉シール、お子さんたちに好評だったようです笑)
ナイスプレイカード/相手を尊重する気持ちを再認識、貢献できたと感じられる
ナイスだったあの人の行動を書きこめる、ナイスプレイカード。
このカードを各々で書き、グループに分かれて誰がどんな良い行いをしてくれたのか共有し合いました。
純粋なありがとうの気持ちと、なんとなく「あの人があのときこんな風に助けてくれたんです!」と、ヒーローの勇姿を語りたいような気持ち。そんなぽやぽやした思いを抱きつつ、もくもくとみんなで記入していました。
お互いの活躍を讃えるナイスプレイカード
――では、この【ナイスプレイカード】がEXにどうつながるのか。
同じメンバーで働く中で、誰かのサポートや働きをいつまでも新鮮に感じ続けることは正直難しいことだと思います。それでも、こうして改めて感謝を伝えるためだけの場を設けると、案外「あれもしてもらって助かったし、あのときもうれしかったな」ということがぽつぽつと思い浮かんだりもしました。こうした場を持つことは、お互いを尊重する気持ちを思い出すことにつながると感じました。
また、誰かの役に立てた感じられるのは、単純にモチベーションのアップにもつながりました。
マイキープインマイマインドカード/目指したいことを明確にし、意欲を向上
こちらは個人の今年度の目標を書くカードでした。私は普段あまり自分のやりたいことや成し遂げたいことをきちんと見つめたり考えたりすることがないので、改めて考える機会をもらえてよかったです。
――では、この【マイキープインマイマインドカード】がEXにどうつながるのか。
個人的に、頭の中だけでふわふわ思っていることを言葉にすることで、考えや思いがその形でかちっと固まり、ひとつ覚悟が決まるような感覚があります。今回、きちんと考えて、自分がどうしていきたいのかぼやっと思っていたことをクリアにしたことで、これを達成したいなという意欲の向上につながりました。他の人の目標も見ることができたので、刺激や学びにもなりました!
ランチ会/「ついでに話す」機会を持つことで、小さなモヤっとを解消
お昼はせっかく顔を合わせているので、いくつかのグループにわかれて、一緒にランチを食べました( ̄▽ ̄)
おいしいランチを食べつつ、仕事のことも、それ以外のことも、ざっくばらんに近況を報告し合いました。
フライヤーもおともに、チームに分かれてランチ会へ!
――では、この【ランチ会】がEXにどうつながるのか。
リモートワークのネックのひとつとして「重要度・緊急度の低いことを話しづらい」ということが挙げられると思いますが、これはリモート環境下だと「ついでに話す」ということができず、話すためにわざわざ相手に時間を取ってもらわなくてはならないからだと思います。
そのため、些細な疑問や気になることが積もりがちになりますが、ちょっとしたことだったとしても、その小さなモヤっとを抱え続けるのはストレスになります。また、せっかく聞こうと思ったのにすぐ聞けずに忘れてしまい、結局改善できずにミスしてしまう、ということにもつながりかねません。
ランチ会のようについでに話せるような機会を設けることで、そうしたモヤモヤを解消できるのは、精神衛生上もいいことだと思います。我々は常にチームで動いています。チームとして快適に働くためにも、「話すために話す」のではなく、「なにかのついでに話す」機会を持つことは有意義なのではないでしょうか?
ワールドカフェ/ほかのユニットへの理解を深める
午後はワールドカフェを行いました!
mctは現在8つのユニットにわかれており、その各ユニットが他のユニットのメンバーに話してみてほしいテーマをひとつずつ提出。計8個のテーマの中からメンバーがそれぞれ自分の気になるテーマを選び、同じものを選んだメンバーと集まって話し合いました。
話合い中も終始和やかな雰囲気。こういうところがmctっぽいなと思ったり。
――では、この【ワールドカフェ】がEXにどうつながるのか。
普段は他のユニットがどのような活動をしているのか、月1回の全体会議での報告で知ることができています。今回はこのように各ユニットの出したテーマについて自ら考えることで、自分が所属していないユニットに対して、今までよりも理解が深まったような気がしました。
また、今回は「自分が所属していないユニットのテーマに参加する」というルールを設けていたため、どのテーマもその分野のスペシャリストがいない中でディスカッションをしてもらっている状態でした。話し合っているメンバーの中に一部詳しい人がいたりすると、「的外れなことだったらどうしよう」となかなか発言できなくなってしまうこともありますが、参加者の立場を揃え、心理的安全性の高い中でできたのはよかったです。
社内イベントは「組織の一員」と感じられる大切な機会
以上、イベントで実施した各ワークをEXの観点からふり返ってみました。こうして見ると、どれもEXのために意義があることを実施できていたんだなと思います。
また、今回のイベントを運営メンバーで振り返る中で、キーワードとして「Belonging」が挙げられていました。集まることで共有体験を作れたり、それぞれが役割を担いながら作業を進めたりしたことで、「自分はこの組織の一員」だと感じられたことが、ポジティブな気持ちに繋がっていたようです。
社内イベントで何をするかも大切ですが、社内イベントというものを実施すること自体に、こうした「組織の一員感」を感じられるという意義があるのかもしれません。
社内イベントの意義をEXの観点から考えてみましたが、いかがでしょうか?
EXというものについて考えてみるいい機会になると思いますので、ぜひみなさんも自社の社内イベントをEXという観点から見てみてください( ̄▽ ̄)
またmctではEXデザインに関するさまざまなソリューションを提供しています。
ご興味のある方はぜひお気軽にお問い合わせください。
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Ryo Konaka
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