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2024.10.29

Blog|HAPPY CX Day! 2024 イベントレポート

HAPPY CX DAY!2024 -mct感謝祭-イベントレポート



毎年10月1日は、顧客を持つ企業にとって特別な日であることをご存知でしょうか? 実はこの日、カスタマーエクスペリエンス(CX)の重要性を祝う日=「CX DAY」
なんです。今年10月1日(火)には、弊社東京オフィスで、「HAPPYCX DAY! 2024」を初めて開催しました。そのイベント当日の様子をお届けします!



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CX DAYとは?

CX DAYは、CXの専門家たちが集まって知識を共有しあう場として、国際的な非営利団体「CXPA(カスタマーエクスペリエンス・プロフェッショナルズ・アソシエーション)」によって2013年に始まりました。以降、毎年イベントが行われ、盛り上がりを見せています。

今年、mctでも初めて「CX DAY」イベントを開催しました。当日は製薬、生活者向け家電、食品製造、通信など、さまざまな業界から、CXはもちろん、顧客インサイトやマーケティングの専門家の皆さんにご参加いただきました。

CXマスターたちの本音トーク

イベントは、CX DAYの目玉とも言える「CXクロストーク」からスタート。コニカミノルタ、NTTコミュニケーションズ、デンソーという日本を代表する企業でCXを実践しているCXマスターから、実際のCX取り組みの裏側や推進のポイントなどについてお話いただき、ディスカッションを行いました。

・ コニカミノルタの宮澤さまからは、社内で「CXMコミュニティ」を設立し、組織文化としてCXを根付かせようとする取り組みをご紹介いただきました。コミュニティを通じて、部署間の壁を超えた連携や情報共有の重要性を実感した、というエピソードが印象的でした。

・ NTTコミュニケーションズの田村さまからは、100人以上の営業メンバーに対するCX研修を通じて顧客志向を深めるアプローチについてご紹介いただきました。研修後も、営業メンバーが実際の現場でどのように顧客体験を活かしているか?を継続的にモニタリングし、さらなる向上に注力されている姿勢に関心しました。

・ デンソーの山本さまからは、子どもたちにデザイン思考を教えるという斬新なアプローチについてご紹介いただきました。子どもたちの問題解決に取り組む姿勢から、大人の頭だけでは発想できない従来の枠を超えたCXの在り方の可能性にも気づかせていただきました。

3人のCXマスターのお話に対する会場からも質問への回答も織り交ぜながら、クロストークに。CXに取り組む際のマインドセットや、取り組んだ先にある理想の状態など、現場で動いて、周りを動かしているからこそ話せる「本音の議論」が繰り広げられました。

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参加者の皆さんも、また私たちも、他の企業がCXをどのように取り入れ、どのような課題を乗り越えて定着させ、よりよい取り組みに成長させているのか、具体的な学びを得られた貴重な時間だったと思います。ご多用の中、ご登壇を快諾いただいたお三方に、この場を借りて改めて御礼を申し上げます。

※クロストーク本編のレポートは、後日、ご案内させていただきます。

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CXに関するクイズで、頭も心もフル回転!

お次は、チームに分かれての「CXウルトラYes!No!クイズ」。 CXに関するクイズを楽しみながら、mctが提供している「CXM Yes/Noチャート」のさわりを体験できるレクリエーションです。 

実はこちら70年代に人気を博したテレビ番組「アメリカ横断ウルトラクイズ」風の演出でお送りしました。軽快なテーマソングと共に登場した司会者の「CXを~、極めていたか~?」という決め台詞を皮切りに、チームに分かれてクイズに挑戦。まずは、参加者の皆さんが個人個人で自社のCXの状況を考えながら投票した後、チームに分かれて会場における「多数派」を予想するという形式で進行しました。

例えば、こんな問題が飛び出しました。

「当社にとってCXは重要な課題である。Yesか?Noか?」

「CXが重要な課題であることを役員に理解してもらえない。Yesか?Noか?」

結果は……、全員が「CXが自分たちの組織にとって重要な課題だ」とさすがのご認識。

しかし、82%が「自社の経営陣がCXの重要性を十分に理解していない」と、社内におけるギャップを感じていることがわかりました。また、その他の質問では、57%が「自分たちのCX施策が体系的ではない」とお答えになるなど、まだまだCX推進上の課題が残っていることも浮き彫りになっていました。

YesかNoかで答えるシンプルな形式でしたが、チーム内で意見を出し合いながら回答していくことで、参加企業の「CXの取り組み状況や課題」に対する理解や興味が深まっている様子がわかりました。真剣な議論が飛び交いつつも、笑い声が絶えないチームの皆さん。

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HAPPY CX DAY! 2024 を終えて

最後は、ご用意したケータリングを囲みながら、リラックスした雰囲気の中で懇親会を行いました。おかげさまで笑い声の絶えないまま、「HAPPY CX DAY! 2024」の幕を閉じることができました。 この日のために準備を進めたmctメンバーもほっと一息。

日頃からお世話になっている大切なクライアント企業の皆さんと共に、この日を祝うことができたのは本当に嬉しい限りです。 また、このイベントにご参加いただいた皆さん、本当にありがとうございました! mctからの「感謝」が伝わっていたら何よりです。

「CX DAY」は来年も開催予定です。今年ご参加いただいた皆さんも、ご参加が叶わなかった皆さんも、ぜひ遊びに来てください。こういったイベントをきっかけに、ますます「CXの輪」が広がっていくのが楽しみです。

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