2024.09.03
Blog|第4回 mctのチームとサービスを新入社員の視点でお届け。~組織デザインユニット・サスティナブル経営ユニット編~
皆さん、こんにちは!mctコンサルティンググループ新入社員の田岡です。
今回も引き続き、mctの各ユニットとサービスについて、新入社員の視点でご紹介します。
前回はグローバル成長ユニットとフューチャーズ・デザインユニットのインタビューをお届けしましたが、今回は組織デザインユニットとサスティナブル経営ユニットについてインタビューしましたので、その内容をお届けします。
組織デザインユニットにインタビュー
組織デザインユニットリーダーの米本さん
田岡: 「なるほど、研修だけでなく、学習体験そのものをデザインするとは、非常に先進的ですね。具体的な研修の内容について、もう少し詳しく教えていただけますか?」
米本: 「例えば、デザイン思考研修では、理論をレクチャーでお伝えするだけでなく、演習やワークショップを通じて、体験的に学習していただきます。エスノグラフィやファシリテーションといったスキル学習系のプログラムでも、模擬プロジェクトを設定して、参加者に実践していただきながら学習していただく構成になっています。また参加者と講師、あるいは参加者同士のインタラクションも大事にしています。その根底には『学習は人との交流や環境の中で育まれる』という考え方があります。」
田岡: 「実際のビジネス現場でそれらの研修がどのように役立つのか、想像するだけでワクワクしました。では続いての質問で、クライアントとのコミュニケーションで特に気を付けていることがあれば教えてください。」
米本: 「研修サービスは単なる人材育成の手段ではなく、組織変革の一つの手段だと考えており、そのスタンスをクライアントともしっかりと共有するようにしています。研修というと個人のスキルアップが目的のように捉えられがちですが、研修を通じて参加者同士が共に学び、交流し、組織変革が進んでいくという側面もあります。その意味では「研修」は組織づくりの施策でもあり、研修の企画運営側がそのことを意識することはとても大切です。」
田岡: 「研修はそんな意味や効果もあるんですね。組織デザインユニットのチームの雰囲気についてもぜひ聞かせてください。」
米本: 「チームは12人で構成されています。他者を尊重する優しい雰囲気が特徴です。丁寧で思いやりのある仕事ができるメンバーばかりなので、プロジェクトでもクライアントからの評価は高いです。」
組織デザインユニット メンバー
米本: 「mctの強みは、個々に合わせた働きやすい環境が整っている点です。各メンバーの考え方やスタイルが尊重されており、それぞれが自分に合った働き方を選択できる柔軟性があります。これにより、メンバー全員が高いモチベーションを保ちながら、クライアントに最高のサービスを提供することができています。」
サスティナブル経営ユニットにインタビュー
田岡: 「下野さん、よろしくお願い致します。サスティナブル経営ユニットはまだ新しいユニットと伺っておりますが、設立の背景にはどのような理由があったのでしょうか?」
サスティナブル経営ユニットリーダー 下野さん
下野:「田岡さん、よろしくお願いします。サスティナブル経営ユニットができたのはちょうど2年前です。現在、社会全体でサスティナビリティへの関心が高まっていますが、現状の取り組みには課題も多いです。例えば、グリーンウォッシュという、環境に配慮しているように見せかけながら、実際はそうではないケースも多く見られます。私たちは、サスティナビリティの本質を捉え、実際に地球に良いことを行うためのサポートをしています。」
田岡: 「そのような背景の中で、サスティナブル経営ユニットの具体的な活動や強みについて教えていただけますか?」
下野: 「私たちが得意としているのは行動変容デザインです。二酸化炭素の計測方法など環境コンサル企業が行っているアプローチとは異なります。人・組織・社会全体の行動変容をデザインすることでサスティナブルな変革を促進しています。」
田岡: 「行動変容がカギになるということですね。具体的にはどのようなステップでサポートされているのでしょうか?」
下野: 「私たちの活動ステップは、まず全体像の可視化から始めます。たとえばメーカーであれば既存製品についてプロダクトジャーニーを用いて可視化を行います。その後、フィールドリサーチで問題や機会の深掘りを行い、行動変容をデザインするためのCOM-Bメソッドや心象イメージ法などを活用していきます。最終的には、サスティナブルブランディングによって、クライアントの持つプロダクトやサービスのブランド価値を高めます。」
田岡: 「いきなり行動変容を促すデザインをするのではなく、まずはお客様のビジネスの全体像を可視化するのですね。」
↓プロダクトジャーニーについてのブログ
・Series Blog|第1回 サーキュラーデザインとは?
・Series Blog|第2回 サーキュラーデザインを実践している欧州事例
・Series Blog|第3回 サーキュラーデザインの応用事例
・Series Blog|第4回 サーキュラーデザインによって再設計されたプロトタイプ
田岡「続いての質問で、サスティナブル経営ユニットのメンバー構成について教えてください」
下野: 「チームは7人で構成されています。メインメンバーは4人で、国際的なバックグラウンドを持つメンバーが多いのが特徴です。ビクターさんはスペインで仕事をしていた経験があり、今川さんはベトナムやバリといったサスティナブル意識の高い国でのリモートワーク経験を持っています。こうした多様な経験が、チームのアイデアを豊かにし、さまざまな視点からサスティナビリティにアプローチできる要因となっています。」
サスティナブル経営ユニット メンバー
田岡: 「多様なバックグラウンドがチームの強みになっているのですね。では最後の質問です。mctで働くことの魅力について教えてください。」
下野: 「mctはまるで大学のゼミのような、居心地の良い環境です。自分のやりたい方向に自由に提案できるので、各メンバーが自主的に働きやすいです。新しいアイデアを出し、それが実際に形になるという自由さが、私たちのチームのエネルギーを引き出していると思います。またクライアントとの関係性にも特徴があると考えていて、クライアントと同じ目線に立ち、共に考え、共に成長していくことを意識しています。」
田岡: 「今回のインタビューを通じて、サスティナブル経営ユニットの皆さんがサスティナビリティに対する深い理解と情熱を持ちながら、行動変容の支援をしていることが伝わってきました。クライアントと同じ目線で共に成長しようとする姿勢や、多様なバックグラウンドを持つメンバーが協力して新たな価値を生み出している点が、とても印象的でした。下野さん、ありがとうございました。」
私自身、これまでのインタビューを通じて、mctの多様なユニットが持つ専門性やチームの雰囲気、そしてそれぞれのサービスがどのようにお客様の役に立っているのかを深く知ることができました。
また、各ユニットのメンバーが持つ情熱や、クライアントと同じ目線で考え抜く姿勢を知り、mctが提供する価値をより実感することができたと感じています。
改めまして、ブログシリーズを最後までお読みいただき、ありがとうございました。
皆様がmctの各ユニットとそのサービスについて、少しでも理解を深めていただけたなら幸いです。
これからもお客様にとって有益な情報をお届けできるよう、努めてまいりますので、mctのブログをご愛読いただければと思います。
前回までのブログ
第3回 mctのチームとサービスを新入社員の視点でお届け。~グローバル成長・フューチャーズ・デザインユニット編~
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Ryuto Taoka
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