2023.09.20
Blog|Signals for the future 〜未来へのシグナル〜
こんにちは、フューチャーデザインチームのヴィクターです。
今回は新たな「未来へのシグナル」についてお届けします。
1ヶ月以上前に、シグナルコレクションを初公開してから、引き続き世界で起きていることを常に最新の情報としてお届けするために、私たちは新たなシグナルの収集に努めていました。
私たちは、さまざまな領域やトピックを探求し、より適切と思われるシグナルを収集しました。
その結果、ここ数日話題の中心となっている一通りのトピックが生まれました。
今回の記事では、世界中で変化する状況や現実が、今日の私たちのデザインにどのような影響を与え、どのような行動をもたらしているかについてお話しします。
次に「フィジカルな生活」における、「デジタルの影響」についての絶え間ない議論や、新しいテクノロジーが私たちの認識を徐々に変化させ、脅威を与えていることについてもお話しします。
そして最後に、「再現性」についての関心が高まっていることについてお話します。
ご興味のある方は、リンクをクリックして、これらのトピックを裏づける複数のシグナルを読み込み、さらなる探求をしてみてください。明日がどのように見えるかを想像するための新たな視点とインスピレーションを得られることでしょう。
コンテクストを変え、行動を変え、デザインを変える
アメリカの住宅は縮小傾向にあるようです。高い住宅ローン金利と増え続ける生活費によって、多くのアメリカ人は、大きなリビングルームやバスタブなどをなくし、機能やスペースの少ない小さな家を受け入れています。
マクドナルドも今の時代に適応しており、コロナ以降の消費者行動の変化を受けて、イートインよりもドライブスルーやデリバリーが急増しています。
また、店舗の特徴を減らす一方で、新しい特徴を取り入れるところもあります。日本の一部のセブン-イレブンは、健康的な食生活のために野菜を十分に食べているかどうかをチェックするために、30秒以内に人の皮膚のカロテノイド濃度を測定する装置、ベジチェックの導入を開始しました。
そして、我々が知っているようなガソリンスタンドは消滅しつつあり、新たな交通手段の現実を受け、
極端な変化を遂げつつあります。
強い暑さにより、ドバイでは5月からビーチの一部を夜間開放することを決め、人々は夜のビーチを楽しむことを余儀なくされています。
同じような行動はアメリカの一部の地域でも見られ、農家は暑さを避けるために労働時間を夜間に調整しています。
また、異なるタイムゾーンで働くリモートワーカーやノマドワーカーのような人々も、チームに合わせたり、旅先での経験に合わせたりするために、標準的な勤務時間を変更しています。
リモートワークや自営業は、米国でのシフトを可能にしている要因のひとつで、ニューヨークやカリフォルニアでは、若い高収入層がフロリダ、テキサス、ニュージャージーなどに移住しています。
スペインでは、一流レストランで十分な訓練と経験を積んだ若いシェフが、田舎にレストランを開くために移り住み、地域社会と経済を振興しています。
このような移転や遠隔地での就労形態は、米国の一部の都市に「Urban Doom Loop(都市の破滅ループ)」を心配させています。商業用不動産の稼働率が低く、その結果税収が少ないため、必要な支出が削減されると、犯罪が増え、不安定になります。
デジタルと現実の結末
TikTokは若い世代のコンサート体験を変えました。 多くの人がこのプラットフォームのフィードを通して無料で音楽を見たり聴いたりする一方で、これは多くの人が見逃したくないと思うようになり、1年を通してコンサートを計画し、チケットの予算を立て、最前列のファンカムに登場したいと思うようになり、録画やソーシャルメディアの投稿に登場するため、イベント用の完璧な衣装を計画するようになり、業界を刷新しました。
Burning Manは前代未聞の暴風雨でニュースになりました。発生した不快感と「サバイバル体験」は、このフェスティバルを反資本主義的なルーツに少し近づけ、現代の裕福でソーシャルメディア指向の空間から少し遠ざけたのではないかと考える人もいます。
テクノロジーによって急速に変化しているもうひとつのメディアが印刷物、特に書籍業界であることは明らかです。AmazonではChatGPTのキノコ採集本が溢れており、専門家はこれが死者を出すような結果を招くのではないかと、心配しています。
AIはハリー・スタイルズファンの心をもてあそんでいます。先月、複数の未発表曲がDiscordチャンネルで流出し、リスナーはそれが本物なのかAIが作成したものなのか理解できませんでした。
一方台湾では、ディープフェイク音声が大統領候補を中傷していると政府関係者が主張しています。
米国の上院議員がChatGPTレベルのAIに政府のライセンスを要求しているのは、このような事例があるからかもしれません。
使用方法、修理可能性、廃棄物
専門的な企業は、最終的に繊維製品が安心してリサイクルできるよう、テクノロジーを駆使した解決策を見つけようと競争しています。
数週間前、フランスではファッション廃棄物を削減するために「リペアボーナス」を支給する新しい政策で、ファッションの持続可能性を推進する政府もあります。
修理のしやすさとリサイクルについては、日に日に重要性を増す話題であり、ついにApple社は歴史上初めて、Keynoneで新型iPhoneに関して修理可能性に言及しました(たった一文ですが)。今日まで15年間のiPhoneのプレゼンテーションで「修理」という言葉はありませんでした。
8月以降、Apple社は驚くことにカリフォルニア州の修理の権利を支持することに決めたようで、以前の反対から後退しました。
そして、この支持によって、カリフォルニア州は、電子機器の修理権を可決したアメリカで3番目の州となりました。
mctではフューチャーデザインに関するさまざまなソリューションを提供しています。
ご興味のある方はこちらからぜひお気軽にお問い合わせください。
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Victor Corral
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