2024.10.01
NICCA INNOVATION CENTERのオープンハウスに参加してきました!
組織デザインメンバーの渡邉です。
先月、日華化学株式会社にオープンしたNICCA INNOVATION CENTER(以下NIC)のオープンハウスに参加してきました!
近年、様々な企業でイノベーションセンターが設立されていますが、その運営・運用に悩んでいる企業は少なくありません。最近よく見たり聞いたりするキーワード「働き方改革」、一体何が改革だと言えるのでしょうか。何が改革へ繋がるのでしょうか。今回のオープンハウスにはそのヒントがたくさん詰まっていました。
NICに入ってすぐにあるオープンスクエア。
イノベーションを推進するための日華化学の技術を9つのキューブとタブレットで紹介されています。
「HAPPY WORK PLACE」
今回のイノベーションセンター創設あたってはプロジェクトチームを結成。建築家・小堀哲夫氏、同志社女子大学・上田信行教授、社内メンバー等合わせて40名程のチームでワークショップを行いながら進められました。実は上田教授は私が大学在学時に所属していたゼミの教授で、学習環境デザインを研究しておりワークショップにも精通しておられます。今回はこのような機会があり久しぶりの再会となりました。
プロジェクトチームリーダーが最初に掲げたNICのテーマが、「HAPPPY WORK PLACE」。社内外の人が集い、ワイワイガヤガヤと賑やかになる場所として「楽しく働く」ことが強く意識されています。社員がイキイキ働いているから、お客様に「また来たい」「一緒に組めば面白いことができそうだ」と思ってもらえる。そんな場所にしたいという社長の思いもありました。
建物に入りまず目にして驚いたのは、シャンプー台が並ぶ部屋、そして建物の奥まで見渡せているのではないかと感じるような開放感。これら全てが社員と専門家のコラボレーションによってつくられました。
イノベーションセンターのコンセプト「BAZAAR(市場)」にふさわしく
人が行き交うように計算された通路とスクエア(広場)がうまく組み合わされた空間。
建築の設計を担当された小堀氏とワークショップの設計を担当された上田教授のお話を伺い、印象的だったのは、ワークショップを通してこれからの働き方やイノベーションセンターについて社員の方々が自ら描いて設計していたことです。建築設計に対して社内からもいろいろな要望や提案が出され、それがNICの随所に反映されています。ただの話し合いや会議ではない、本気のプロジェクトがそこにはありました。もちろん、最初から何もかもプロジェクトが出来上がっていたわけではなく、3年という構想段階で徐々に出来上がっていったもの。今回のプロジェクトリーダーである日華化学シニアアドバイザーの吉田さんはワークショップに参加した社員の様子をみて、「こんな力を秘めていたのか!という発見が多くあり、驚きと喜びの連続だった」とおっしゃっていました。
「会社がつくるNIC」から「自分たちがつくるNIC」へ。
「自分たちのNIC」だからこそ「働きたい・過ごしたい」場所にしたい。
そのような意識の変化があったのではないかと感じました。
当日頂いたNICCAイノベーションセンターのたのしみ方BOOKの最終ページは江守社長の言葉でこう締めくくられていました。
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「働き方こそがプレゼンテーション」
ここは多彩な人々がワイワイガヤガヤと活発な議論を通して
新しい価値を想像する「創発の場」です。
トルコのグランド・バザールのような、
日華化学のイノベーションセンターに行くと何かがある、
何かが触発される、技術やアイディアがわきおこる。
「また来てみたい」と思っていただければ光栄です。
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イノベーションに必要なものは何でしょうか。
NICには人との出会いや思わずやってみたくなるようなワクワクする場所があり、社員の方々がここで働きたい・過ごしたいと思える環境がありました。イノベーションセンターを創設するというプロジェクトは建築物を建てるだけではない。そこに集う人々の意識や働き方を建物という環境とともに変えていくことができるプロジェクトなのだと学ばせて頂きました。
日華化学株式会社:https://nic.niccachemical.com/
NICCA INNOVATION CENTER:https://nic.niccachemical.com/
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Saki Watanabe
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