新規事業立ち上げのお手伝いをする中で、プロダクトそのものよりも「顧客経験全体」を考えるためのサポートがmctでは増えてきました。新しい発想を促すために、海外や日本のホットな場所での新しい顧客体験をご紹介することも多々あり、今回はその中から選定した4つの事例をご紹介します。
●”私にぴったり”の体験ができるショップ
パリ伝説のビューティーアポセカリー「オフィシーヌ・ユニヴェルセル・ビュリー」
各国から厳選された原材料で作られた芸術品のような美容製品が揃う美容薬局。クラシカルで洗練された代官山のショップでは、カウンター越しに薬剤師と調香師が迎えてくれる。体質や好みに合わせた提案や、 商品の箱にオリジナルの文字を刻印してくれるサービスにスペシャルな時間を過ごすことができる。
●増えています。メーカーが作る情報発信地
カフェ×コクヨ 文具好きさんに「THINK OF THINGS」
mctのオフィスもある原宿エリアにできたコクヨのライフスタイルショップ。クリエイターも多いことから「原宿で一番打ち合わせがしやすいカフェ」をめざしたカフェになっている。見れば思わず手に取りたくなる、一度はお世話になっているベーシックなコクヨの文具に囲まれて過ごすことができる。ライフにもワークにも刺激を与えてくれる空間。
●非日常!目のつけどころが秀逸な観光サービス
ホームレス体験ができるホテル「FAKTUM HOTEL」
ホームレス体験ができるスウェーデンのホテル。オンライン予約す ると、街の 10 カ所にあるベッド(橋の下、公園のベンチなど)のどこかが使えるようになる。一晩 10 ユーロ。収益はホームレスが売るための雑誌 Faktum の運営に利用され、ただの珍しい体験で終わらず、社会貢献にもつながる仕組みになっている。
●最先端美容サービスはDNAレベルに!
新しい美容体験を提供する未来空間「U+」
遺伝子検査によって、パーソナライズされた化粧品を提案するサービス。その場でのDNA検査から個人のプロファイルを作成、化粧品を製作する。ロンドンの店舗では大型タブレットや独自の照明など未来感のあるインテリアとともに、博士号を取得している店員が最先端の科学を扱うドクターとしての応対をしてくれて、顧客経験を独自なものとしている。
発想にインスピレーションを与えてくれる、ワクワクさせてくれるショップやサービス。ぜひ顧客視点で一度お試ししてみてください。リアルな体験を通じて何気なく感じたことがきっかけとなり、優れた顧客経験づくりにつながるかもしれません。
mctでは、「Experience Visioning」「デザイン言語開発」など、顧客経験全体を考え形にするお手伝いをしています。詳しいメニュー紹介は、サイトをご確認いただくか、お気軽にご相談ください。
メニューの一例)
顧客視点でのデザイン言語の開発と導入サポート
- 顧客経験に基づいたコミュニケーションデザインの開発
- 顧客経験に基づいたサービスデザインの開発