Insight Blog

2025.01.14

Blog|リーバイスのサステナビリティと生活者の行動変容に学ぶプロダクトジャーニーマップ


 
image_banner
 
 
リーバイスはジーンズ製造における環境負荷削減に積極的に取り組んでいます。彼らのサステナビリティに対する姿勢は、自社だけでなくジーンズにまつわるステークホルダー全体を巻き込むアプローチになります。
私たちはこのような製品のライフサイクルを可視化するデザインアプローチをプロダクトジャーニーマップと呼んでいます。




 
リーバイスを知っていますか?もちろん知っていますよね。ジーンズでお馴染みのこのブランドは、ただのファッションアイコンにとどまりません。彼らは、サステナビリティにおいても業界をリードする存在です。
 

製造工程のサスティナビリティ変革

 
リーバイスにおいて製造工程での水使用削減を目指す「Water<Less®」プログラムでは、ジーンズ製造において最大96%の水を削減しています。この取り組みは、製品そのものの環境負荷を軽減するだけでなく、企業としての社会的責任を果たすための重要なステップです。そしてこの技術はリーバイスにとどまらず、アパレル業界内でシェアされるよう、ホームページでやり方を公開しています。
 
リーバイス®が真面目すぎるほど 環境問題に取り組む理由。 | feature | HOUYHNHNM(フイナム)
www.houyhnhnm.jp
 
 

日常生活のサスティナビリティ変革 

image_next you

そしてリーバイスの次なるターゲットは、私たちの日常生活における行動変容です。
 
image_jeans
ジーンズの洗濯、あなたはどれくらいの頻度でしていますか?
 
そのうちの1つは、「衣類の洗濯」というプロセスに着目し、洗濯時の水やエネルギーの使用を減らすための生活者行動の見直しを促しています。製造過程でのサステナビリティの向上だけでなく、消費者の日常的な行動にも変革をもたらすことで、環境負荷をより一層減らすことを目指しているのです。
 
 

プロダクトに関わる全てのステークホルダーを巻き込む

リーバイスのサステナビリティに対する姿勢は、自社だけでなく、ジーンズにまつわるステークホルダー全体(環境資源や影響を受ける人々も含む)を巻き込むアプローチになります。これは、企業が単に製品を販売するだけでなく、その製品が社会や環境にどのような影響を与えているのかを深く考え、関連する全てのステークホルダーに対してもサステナビリティの意識を浸透させることを意味しています。リーバイスのように、ステークホルダーとの関係性を理解し、それを改善していくことが、企業が持続可能なビジネスを展開する上で極めて重要です。
 
 

プロダクトジャーニーマップという考え方

私たちはこのような製品の人生(ライフサイクル)を可視化するデザインアプローチ手法を「プロダクトジャーニーマップ」と呼んでいます。プロダクトジャーニーマップとは、製品のライフサイクルにおいて関与する様々なステークホルダーを可視化し、それぞれがどのような影響を与え合っているかを理解するためのツールです。このマップを通じて、自社製品が市場に出るまでのプロセスを理解し、その過程でサステナビリティをどのように取り入れるかを具体的に考えることができます。Tシャツを題材にした体験ワークショップでは、参加者がプロダクトに関わるステークホルダーを深く理解し、サステナブルなビジネスモデルの構築を目指すための実践的なステップを学べます。そして自社のプロダクトに置き換えたときにはどうなるのか?をイメージすることができるようになります。
 
image_productJM
Tシャツのプロダクトジャーニー
 画像
Tシャツに関わるあらゆるステークホルダー(資源も含む)のサスティナビリティを考える
 
プロダクトジャーニー体験ワークショップは不定期で開催しています(オンライン、オフラインの両方)。また、お声がけいただければ持ち込むことも可能です。リーバイスのように自社のステークホルダーを巻き込んだサステナビリティの向上に向けた一歩を踏み出しましょう。
 
 

プロダクトジャーニーマップ体験ワークショップの詳細について

プロダクトジャーニーマップ体験ワークショップについてさらに詳しく知りたい方のために、使用するシート・カード・アイデア発想ツールなどの資材や、当日の具体的なアジェンダ・レクチャー資料、過去に実施したWSの様子を確認できるmiroボードを用意していますので是非ご覧ください。
 
image_miro present
 
\ miroボードが欲しい方、詳しく知りたい方はぜひお申し込みください /
 
 
 

【関連記事】

  • mct Event|大好評のワークショップで学ぶサステナビリティとFutures Designのご案内サムネイル画像
  • 【イベントレポート】プロダクトジャーニーマップ体験ワークショップを開催しました!サムネイル画像
  • Series Blog|第4回 サーキュラーデザインによって再設計されたプロトタイプサムネイル画像