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2024.08.07

Series Blog|第2回 サーキュラーデザインを実践している欧州事例

Product Journy map#2-1

こんにちは!

今日から全5回にわたって、持続的なビジネスへの変革を実現するために、製品の人生(ライフサイクル)を可視化するデザインアプローチ手法「プロダクトジャーニーマップ」について、お届けします。
第2回のテーマは、サーキュラーデザインを実践している欧州事例についてです。

数日前にサーキュラーデザインに関する紹介記事を掲載しましたが(まだご覧になっていない方は、こちららご覧になることをお勧めします)、今回はサーキュラーデザインの原則を実践し、製品をできるだけ長く循環させるためにどのように計画・設計すべきかを再定義しているヨーロッパの興味深い事例を2つご紹介します。

Beosound Level - Bang & Olufsen
まず、バング&オルフセンのBeosound Levelスピーカーをご紹介します。このスピーカーは、高品質の素材と修理が容易なモジュラーシステムを採用し、技術的なデバイスの寿命を延ばすことに注力しています。これにより、製品の長寿命化と廃棄物の削減が図られています。

Peel Chair – Prowl Studio
次に紹介するのは、Prowl StudioのPeel Chairです。この椅子は、複数の素材を組み合わせて1つの最終製品にするため、リサイクルが難しく、コストがかかるという問題に挑戦しています。この問題を解決するために、Prowl Studioは同じ素材であるヘンプで作られた美しい椅子をデザインし、全てをリサイクルできるようにしました。


これらの事例については、上のYoutube動画で詳しくご覧いただけます。(画像中央の再生ボタンを押すとご覧いただけます。)

また、このような他の事例についてもお聞きになりたい方は、次のブログにご期待いただくとともに、体験ワークショップへの参加をご検討ください。
※動画の言語は英語です。日本語字幕を表示するには、YouTubeの自動翻訳機能をお使いください。 動画右下にある「設定(歯車マーク)」から「自動翻訳」を選択してください。

さて次回の第三回のBlogでは、サーキュラーデザインの応用事例について紹介します。お楽しみに!

体験ワークショップのご案内

プロダクトジャーニーマップ体験WSのご案内

サーキュラーデザインに関する理解を深め、着手するための取っ掛かりとなるワークショップ「プロダクトジャーニーマップ」をご紹介します。このワークショップでは、既存製品やサービスのライフサイクルを可視化し、ステークホルダーや素材などが社会・地球に与える影響をマッピングします。 現時点の問題や機会をチームで共有し、今後の議論の土台を築くためのものです。

日時:2024年9月12日(木)
場所:東京ミッドタウン八重洲 SCSK LINKE SQUARE 25F
費用:無料

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